立民 泉代表「当事国同意は基礎の基礎」救援物資の輸送計画で

政府が自衛隊機でウクライナの周辺国に救援物資を輸送する計画をめぐり、経由地のインドから同意が得られなかったことについて、立憲民主党の泉代表は「自衛隊機を使う場合、当事国の同意は基礎の基礎だ」と述べ、政府の対応を批判しました。

ウクライナ情勢をめぐり、政府は避難民を受け入れている周辺国に、今月下旬から自衛隊機で救援物資を輸送する計画でしたが、物資を積み込むための経由地のインドから同意が得られなかったため、計画を見直すことになりました。

これについて、立憲民主党の泉代表は記者会見で「自衛隊機を使う場合、当事国の同意は基礎の基礎で、両政府の間の意思疎通が全く欠けていたということだ。こうした形で顕在化したのは外交上もダメージで、日本政府の信頼が失墜する」と批判しました。

そのうえで「台湾有事や朝鮮半島有事の際に、邦人保護で自衛隊機を使うことは当然出てくるので、今の政府に、その能力があるのかが問われる」と指摘しました。