政府 石油国家備蓄の一部放出で入札手続き開始 6月下旬に供給

原油価格の高止まりが続く中、政府はIEA=国際エネルギー機関と協調して石油の国家備蓄の一部を放出するための入札手続きを開始しました。6月下旬に供給され、政府としては原油価格抑制につなげたい考えです。

ロシアによるウクライナへの侵攻などをうけて原油価格が高止まりする中、政府は石油の安定供給に向けてIEAの加盟国と協調し、石油備蓄合わせて1500万バレルの追加放出を決めています。

経済産業省はこのうち国内消費量の2日分余りにあたるおよそ480万バレルの国家備蓄について、22日、売却に向けた入札手続きを開始しました。

入札で最も高い価格を提示した企業が購入します。

対象は、鹿児島市のENEOS喜入基地、福岡県北九州市の白島国家石油備蓄基地、長崎県新上五島町の上五島国家石油備蓄基地の3つの基地です。

世界的な供給不安を背景に国家備蓄を放出するのは1978年に制度が始まって以来、初めてとなります。

政府はことし6月20日以降に供給することにしていて、高値が続く原油価格の抑制につなげたい考えです。