ホンダ 鈴鹿製作所で来月上旬5割減産 上海からの部品調達滞る

大手自動車メーカーのホンダは、新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限が続く中国 上海からの部品の調達が滞っている影響などで、来月上旬に三重県の工場で、当初の計画から5割程度、減産することを明らかにしました。

発表によりますとホンダは、SUV=多目的スポーツ車や軽自動車などの主力の車種を生産している三重県の鈴鹿製作所で来月上旬、当初の計画より5割程度、生産を減らします。

また、今月についても、3割程度としていた減産幅を5割程度まで拡大するということです。

さらに、埼玉県寄居町の工場で今月、1割程度としていた減産幅を3割程度まで拡大します。

減産の理由についてホンダは、世界的な半導体不足に加え、感染拡大で厳しい外出制限が続く中国 上海で取引先の操業停止や物流の混乱が広がり、部品の調達が滞っていることが要因だとしています。

自動車メーカーではこのほか、三菱自動車工業やマツダ、それにダイハツ工業が今月に入って上海からの部品の調達が滞っていることを理由に、一部の工場で操業を一時取りやめるなど、国内の自動車生産への影響が広がっています。