スーパー 昨年度売り上げ “巣ごもり需要”で2年連続増加

全国の主なスーパーの昨年度1年間の売り上げは、前の年度と比べておよそ3%増え、2年連続で増加しました。
いわゆる巣ごもり需要で食料品の販売が好調でした。

日本チェーンストア協会の発表によりますと、全国の主なスーパー、およそ1万1800店舗の去年4月から先月までの1年間の売り上げは、既存店どうしの比較で前の年度から3.1%増加し、13兆3389億円余りとなりました。

新型コロナの影響でいわゆる巣ごもり需要が続き、総菜などの食料品や、日用雑貨などの販売が伸びたことによるもので、2年連続の増加となりました。

また、先月の売り上げは総菜や冷凍食品の販売などが好調だったことから1兆1123億円余りと、前の年の同じ月と比べて1.9%増え、7か月連続の増加となりました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「年間を通して在宅での生活や食事が定着していると考えられる。3月は商品価格の上昇が売り上げを押し上げた側面もあり、今後、価格上昇が負担となり、買い控えの動きが広がることを懸念している」と述べました。