ブラジル 「リオのカーニバル」開幕 コロナ影響で2年ぶり

新型コロナウイルスの影響で、去年、史上初めて中止された、南米ブラジルの「リオのカーニバル」が20日、開幕しました。

「リオのカーニバル」は、夏を迎えたブラジルのリオデジャネイロで開かれる世界最大規模の祭りですが、去年は新型コロナウイルスの影響で初めて中止されました。

ことしは、オミクロン株の感染拡大で2月下旬の開催が2か月延期され、20日、開幕式が行われました。開幕式では、豪華な衣装を身にまとった「カーニバルの王様」が「カーニバルのために街を開放する」という意味が込められた大きな鍵を受け取り、開幕を宣言しました。

開幕式でリオデジャネイロのパエス市長は「パンデミックの経験は私たちに人生の喜びや幸せ、そして世界の平和の大切さを教えてくれた」と述べました。

カーニバルの期間中、例年、国内外から100万人を超える人が訪れますが、地元メディアは、ことしはコロナ禍の影響で観光客は減る見通しだと伝えています。

リオのカーニバルは、22日から「サンボドロモ」と呼ばれる特別会場でトップグループによるパレードが始まり、祭りの熱気が最高潮を迎える見込みです。