コンビニ 3月の売り上げ 2か月ぶり前年上回る 行楽需要を背景

先月の全国のコンビニエンスストアの売り上げは、花見などの行楽需要を背景に揚げ物やコーヒーの販売が好調だったことなどから、2か月ぶりに前の年を上回りました。

日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国にあるコンビニの先月の売り上げは、1年以上営業している既存店の合計で8753億円となり、前の年の同じ月より1.2%増加しました。

売り上げが前の年からプラスとなるのは2か月ぶりです。

これは、コロナ禍で各社が品ぞろえを強化した冷凍食品や衣類などの売り上げが伸びたことに加え、月の後半にかけて花見などの行楽地での需要を背景に揚げ物やコーヒーなどの販売が好調だったことが主な要因です。

ただ、まん延防止等重点措置の影響などで、来店客数は前の年より減少しました。

日本フランチャイズチェーン協会は「新型コロナの感染状況や天候が来店客数などにどう影響するか引き続き注視していきたい」としています。