絶滅危惧種のニホンウナギ 資源回復へ「日中韓台」で共同研究

絶滅危惧種に指定されているニホンウナギについて、日本、中国、韓国、それに台湾の研究者が不明な点が多いウナギの生態などを調査する共同研究を進めることで合意し、今後の資源の回復につなげたいとしています。

ニホンウナギは、日本や中国など北東アジアに生息し、国際機関が近い将来、絶滅する危険性が高い絶滅危惧種に指定していますが、詳しい生態や資源の量などが十分に分かっておらず、資源回復に向けた課題になっています。

14日までの2日間、ウナギが生息する国や地域の研究者や水産庁の担当者などおよそ40人が参加してオンラインの会議が開かれ、日本、中国、韓国、それに台湾の研究者がウナギの生態などについての共同研究を始めることで合意しました。

共同研究では、ウナギの漁獲量のデータなどを長期間同じ方法で記録して資源量を把握し、将来の予測を進めるほか、ウナギに電子タグをつけて放流し、産卵する場所までの回遊のルートなどを調べ生態を明らかにするなどして、資源の回復につなげたいとしています。

4つの国と地域の研究者は、来年春ごろには中間報告を行う予定だということで、参加する長野大学淡水生物学研究所の箱山洋教授は「しっかりとしたデータが各地から集まれば、今のトレンドや将来の絶滅のリスク、現状の改善に必要なことなどが分かってくるはずだ」と話していました。