福島県沖の地震活動 “去年の地震後より活発” 地震調査委

先月、宮城県と福島県で震度6強の激しい揺れを観測した地震について、政府の地震調査委員会は、付近で震度1以上の揺れを観測した地震がこれまでに110回を超え、去年、福島県沖で起きた地震後の活動を上回っているとしています。

地震活動は低下しているということですが、11年前の巨大地震の影響で地震が起きやすい状態に変わりはないとして、揺れや津波に備えるよう呼びかけています。

政府の地震調査委員会は11日に開かれた定例の会合で、先月16日に宮城県や福島県で震度6強の揺れを観測した福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震後の活動状況などを分析しました。

今回の地震の震源近くでは去年2月、マグニチュード7.3の地震が起きていますが、当時は震源の南側を中心に地震が起きていたのに対し、今回は震源の北側を中心に地震が発生しているということです。

また、福島県沖や宮城県沖で発生し、震度1以上の揺れを観測した地震は11日朝までに116回に達し、去年の地震の後よりも活発だとしています。

活動は低下しているということですが、去年はマグニチュード7.3の地震の1か月余りあとにマグニチュード7近い地震が起きており、今後も、地震や津波への注意が必要だとしています。

地震調査委 平田委員長「揺れや津波への準備を」

地震調査委員会の委員長で東京大学の平田直名誉教授は「東北の沖では今後30年以内にマグニチュード7クラスの大地震が起きる確率は高くなっているので、揺れや津波への準備をしていただきたい」と話しています。