プロ野球 阪神-DeNAが中止 DeNA選手らの新型コロナ感染で

7日に甲子園球場で予定されていたプロ野球の阪神 対 DeNAの試合は、DeNAの選手など合わせて6人に新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受けて、中止となりました。

DeNAでは7日に4番の牧秀悟選手や斎藤隆チーフ投手コーチなど、選手やスタッフ合わせて6人の感染が確認されました。

また選手4人が濃厚接触の疑いで自主隔離の措置をとっているということです。

7日は甲子園球場で阪神対DeNAの試合が午後6時から予定されていましたが、主催球団の阪神がNPB=日本野球機構などと協議した結果、感染拡大防止の観点から試合を中止することに決めました。

プロ野球では、新型コロナウイルスに選手などが感染した影響で4月2日と3日に予定されていた楽天とソフトバンクの2試合も中止となっています。

DeNA「深くおわび」

阪神との試合が中止となったことを受けて、DeNAはコメントを発表しました。

この中では「阪神ならびに関係者の皆さま、ファンの皆さまには、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこと、深くおわび申し上げます。チームドクター、地域アドバイザー、保健所に協力を仰ぎ、改めて感染拡大防止対策を徹底してまいります」としています。

DeNA三原代表 “感染の人数多く 試合挙行が困難に”

DeNAの三原一晃代表は、試合中止の決定後にオンラインで取材に応じ「きのうの柴田竜拓選手の陽性判定を受けて、1軍に同行している全員にスクリーニング検査を2回行った。けさの検査結果をもとに2軍の試合を中止し、選手を呼び寄せて欠員を補充するなど開催に向けて努力をしたが、夕方に出た2回目の検査の結果、人数が多くなったことと、感染経路を追うことが非常に困難だということで、試合の挙行は難しいという判断になった」といきさつを説明しました。

また8日から横浜スタジアムで行われる中日との3連戦の開催については「専門家の先生や、NPB=日本野球機構にも相談しながら進めたい。あすプロ野球12球団の臨時の実行委員会がおそらく行われるので、今後についてはそこで決定していくと思う」と話しました。

DeNAの三浦大輔監督は試合中止の決定後にオンラインで取材に応じ「試合を楽しみにしていたファンに申し訳ない。ルールを徹底している中で起きてしまったので、こればかりはしかたがない。今後は指示に従いながらできることをやっていく」と話していました。