若者のワクチン3回目接種促進へ経費補助など検討 政府

新型コロナの感染者が直近1週間で増加傾向になっていることを踏まえ、政府は3回目のワクチンの接種率が特に低い若者への働きかけを強化するため、自治体や大学などが連携して行う大規模会場での接種に対して必要な経費を補助することなどを検討しています。

新型コロナの感染状況について政府は新規感染者数が1か月以上緩やかに減少したものの、直近1週間では増加傾向になっていると分析しています。

政府は感染の再拡大を防ぐため引き続き医療提供体制を確保するとともにワクチンの3回目の接種を進めたい考えで、特に接種率が低い若者に対して働きかけを強化する方針です。

政府内では大学や短期大学、専門学校などでの接種を後押しすべきだという意見が出ていて、自治体や大学などが連携して行う大規模会場での接種に対して必要な経費を補助することなどを検討しています。

岸田総理大臣は7日、山際新型コロナ対策担当大臣や今月から新たにワクチン接種を担当している松野官房長官ら関係閣僚とこうした接種の促進策を協議し、方針が固まれば表明することにしています。