2月の住宅着工戸数 12か月連続増加 テレワーク普及など背景に

2月に全国で着工された住宅の戸数は6万4000戸余りと、去年の同じ月よりも6%増え、12か月連続で増加しました。
テレワークの普及などを背景に住宅の需要が堅調な状況が続いています。

国土交通省によりますと、2月に全国で着工された住宅の戸数は6万4614戸と、去年の同じ月よりも6.3%増え、12か月連続で前の月を上回りました。

新型コロナの影響でテレワークが普及するなど家で過ごす時間が長くなり、引き続き住宅需要が堅調なためです。

内訳をみると、マンションや建て売りなどの「分譲住宅」が2万1453戸と、去年の同じ月より23.3%の大幅な増加。賃貸アパートなどの「貸家」が2万3583戸と、4.6%の増加でした。

一方、注文住宅を示す「持ち家」は1万9258戸と、5.6%の減少でした。

今後の見通しについて、国土交通省は「建設に必要な資材価格が高騰するなど、先行きは楽観できない要素も出てきている」としています。