堀内ワクチン相 今月末で退任 松野官房長官が兼務へ

3月末で閣僚の数が1人減ることから、政府は、堀内ワクチン接種担当大臣を退任させ、松野官房長官に担当大臣を兼務させる方向で調整を進めています。

東京オリンピック・パラリンピックの推進本部の設置期間が、3月31日までとなっていることに伴い、閣僚の数は、4月から、現在の20人から1人減って、19人になることが法律で決まっています。

政府は去年10月の岸田内閣発足以降、オリンピック・パラリンピックとワクチン接種の両方を担当してきた堀内大臣を退任させ、ワクチン接種担当は松野官房長官に兼務させる方向で調整を進めています。

岸田総理大臣は、さきの記者会見で「総力戦で感染症対策に立ち向かっていきたい」と述べていて、内閣の要である松野官房長官に兼務させることで、政府が一体となって円滑なワクチン接種に取り組む姿勢を示す狙いがあるものとみられます。