東京都 コロナ 11人死亡 7289人感染確認 前週金曜比500人余減

東京都内の25日の感染確認は1週間前の金曜日より500人余り少ない7289人でした。また都は、感染が確認された11人が死亡したと発表しました。

東京都は25日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の7289人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の金曜日より500人余り減りました。

25日までの7日間平均は6275.4人で、前の週の77.8%でした。

25日、確認された7289人を年代別に見ると、30代が最も多く全体の18.3%にあたる1333人でした。

65歳以上の高齢者は330人で全体の4.5%です。

感染経路が分かっているのは2691人で、このうち最も多い「家庭内」は2032人と75.5%を占めています。

また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、25日時点で24日より3人減って、38人でした。

一方、都は、感染が確認された40代と60代、そして80代から100歳以上の男女合わせて11人が死亡したと発表しました。

11人のうち感染経路が分かっているのは5人で、
家庭内と高齢者施設内がそれぞれ2人、
別居中の親族を通じてが1人でした。

また、11人のうち少なくとも10人には基礎疾患がありました。

小池都知事「医療提供体制への負荷 徹底的に軽減を」

まん延防止等重点措置が解除されて初めての土日を迎えるのを前に、東京都の小池知事は「皆さんの我慢が水泡に帰さないためにも、協力を引き続きお願いしたい」と述べ、飲食は少人数で短時間にするなど感染対策を続けるよう重ねて要請しました。

26日と27日は今月21日に重点措置が解除されたあと初めて迎える土日となります。

東京都の小池知事は25日の記者会見で「減少傾向を確かなものにして、医療提供体制にかかっている負荷を徹底的に軽減していくことが重要だ」と述べました。

そのうえで「せっかくのこれまでの皆さんの我慢が水泡に帰さないためにも、ぜひ、ご協力を引き続きお願いしたい」と述べ来週、新年度を迎えることも踏まえ、飲食を伴う会合は、都の認証を受けた店を利用し、少人数で短時間にするよう重ねて要請しました。