上野動物園 約2か月ぶりに再開「まん延防止等重点措置」解除で

新型コロナウイルスの感染拡大で2か月余り臨時休園していた東京 上野動物園が、まん延防止等重点措置の解除を受けて、23日に再開しました。

東京 上野動物園は、新型コロナウイルスの第6波の急拡大により、2か月余り前のことし1月11日から臨時休園していました。
重点措置の解除を受けて再開された23日は、事前に予約した人たちが開園前から行列を作り、午前9時半に門が開くと、次々とお目当ての動物がいる獣舎に向かっていました。
中には、パンダの「シャンシャン」を見るため何度も列に並ぶ人もいて「久しぶりに会えて幸せな気分です」などといった声が聞かれました。

また、25日からは「シャンシャン」の弟、妹に当たる双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」の一般公開も事前に抽せんされた一日2800人に限定して、再開されます。

報道陣に公開された双子は体重が20キロ余りになったということで、母親の「シンシン」がむしゃむしゃと餌を食べるのをよそに、木の上でゆったりと過ごしていました。

双子の公開は、4月3日までの分はすでに申し込みが終わっていて、動物園によりますと、倍率は平均でおよそ15倍だったということです。

次の来月5日から15日の公開期間は一日4400人に増やし、25日から申し込みが始まります。

上野動物園の冨田恭正副園長は「70日と長い休園期間でしたが、なんとか開園までこぎ着けられました。動物たちの動きや大きさ、においなどを感じてもらいたい」と話していました。