新年度予算案 きょう可決・成立へ 一般会計総額は過去最大

一般会計の総額が過去最大の107兆円余りとなる新年度=令和4年度予算案は、22日に参議院の予算委員会と本会議で採決が行われ、自民・公明両党と国民民主党などの賛成多数で可決・成立する見通しです。

新年度=令和4年度予算案には、新型コロナウイルス対策のほか、看護や介護などの現場で働く人の賃金の引き上げに必要な費用も盛り込まれていて、一般会計の総額は、107兆5964億円に上り、過去最大となっています。

予算案を審議している参議院予算委員会では、22日午前に岸田総理大臣とすべての閣僚が出席して締めくくりの質疑と採決を行い、予算案は賛成多数で可決される見通しです。

そして午後の参議院本会議に緊急上程されて採決が行われ、自民・公明両党と国民民主党などの賛成多数で可決・成立する運びです。

予算案が22日に成立すれば、平成11年と12年、そして平成26年に次いで、戦後4番目に早い時期の成立となります。

ゼレンスキー大統領の国会演説 「23日午後6時めど」調整

一方、ウクライナ政府が要望しているゼレンスキー大統領の国会での演説について、与野党は、23日の午後6時をめどに国会内の会議室でオンライン形式で実施する方向で調整を進めていて、22日の衆参両院の議院運営委員会の理事会で正式に決めることにしています。

海外の要人による国会での演説が、オンライン形式で実施されるのは初めてです。