ゼレンスキー大統領 芸術学校爆撃に怒り “被害規模わからず”

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、SNS上にビデオメッセージを投稿し、20日に予定されていた「人道回廊」と呼ばれる避難ルート7つのうち、実際に避難が行われたのは4つで、避難者は7000人余りにとどまったと述べました。

このうち半数以上のおよそ4000人が東部マリウポリの住民だということです。

また、マリウポリの市議会が「およそ400人の市民が避難する芸術学校が19日に爆撃された」と明らかにしたことについて、ゼレンスキー大統領は「多くの人ががれきの下にいてどれだけの人が生存しているか分からない」と述べ、被害の規模は分かっていないとしました。

そのうえで「この爆撃を行ったパイロットをわれわれは必ず撃ち落とすだろう」と怒りをあらわにしました。