米中首脳 18日に電話会談へ ウクライナ情勢めぐり

アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席が18日に電話会談を行うことになりました。アメリカはウクライナに軍事侵攻を続けるロシアと中国との連携に強い懸念を示していて、バイデン大統領は習主席に直接懸念を伝えてけん制するものとみられます。

アメリカのホワイトハウスのサキ報道官は17日、バイデン大統領が中国の習近平国家主席と18日に電話会談を行うと発表しました。会談ではロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの情勢などについて話し合うとしています。

また中国外務省も両首脳が18日夜、会談を行うと発表しました。

“米 中国に懸念伝えけん制か”

ウクライナ情勢を巡ってはロシアが友好国である中国に軍事物資の支援を求めていると報じられています。

こうした中で今月14日に行われたアメリカと中国の政府高官による会談では、アメリカ側が中国とロシアの連携に強い懸念を示した一方、中国側は「うその情報を流している」と批判し議論は平行線のまま終わったとみられています。

このため18日の首脳会談ではバイデン大統領が習主席にアメリカ側の懸念を伝えてけん制するものとみられます。