ウクライナからの避難者を支援へ 日本語学校のグループ

ロシアの軍事侵攻によるウクライナからの避難者を支援しようと、全国の12の日本語学校で作るグループが、ウクライナからの避難者を無料で生徒として受け入れ、日本語の習得を支援するプロジェクトを始めることになりました。

このプロジェクトは、大阪府の清風情報工科学院と東京都や熊本県などの日本語学校合わせて12校で作る「ウクライナ学生支援会」が始めるものです。

プロジェクトでは、ロシアによる軍事侵攻によってウクライナから日本に避難する人をそれぞれの日本語学校が生徒として受け入れ、授業料を学校側が負担するということで合わせて100人の受け入れを目指すとしています。

また、日本での生活費も支援するためインターネットを通じてクラウドファンディングを行い、寄付を募るということです。

グループはシリア難民の受け入れ支援を行ってきた団体と協力して準備を進めているということで、避難した人が留学生として滞在できるよう関係省庁とも協議しているということです。

清風情報工科学院の校長で「ウクライナ学生支援会」の平岡憲人代表は「日本語学校は、外国人にゼロからことばを教えることや日常生活の手助けに慣れていて、役立つことができると思う」と話しています。