韓国大統領選 野党と与党の候補が接戦 開票作業続く

9日投票が行われた韓国の大統領選挙は、開票作業が続けられています。
公共放送のKBSは、出口調査に基づく得票率の予測として、保守系の最大野党のユン・ソギョル氏と、革新系の与党のイ・ジェミョン氏が、わずか0.6ポイントの差で接戦になっていると伝えました。

韓国のムン・ジェイン大統領の任期満了に伴う第20代大統領選挙の投票は、9日夜7時半に締め切られ、開票作業が続けられています。

公共放送のKBSが、ほかの主要なテレビ局2社と合同で行った出口調査の結果に基づく得票率の予測によりますと、▼保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏が48.4%、▼革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が47.8%と、わずか0.6ポイントの差で接戦になっています。

今回の選挙戦は、地方行政を率いた実績を強調し「有能な経済大統領になる」と訴えたイ氏と、ムン政権を厳しく批判し「無能な政権を審判すべきだ」と政権交代を呼びかけたユン氏が、激しく競り合う展開になり、無党派層が多く勝敗のカギを握るといわれる若い世代の取り込みにしのぎを削りました。

一方、中央選挙管理委員会によりますと、暫定の投票率は77.1%と、5年前の前回とほぼ同じ水準で、開票の結果、革新政権が継続するのか、それとも5年ぶりに政権が交代するのかが焦点となっています。

※ユン・ソギョル(尹錫悦)、イ・ジェミョン(李在明)、ムン・ジェイン(文在寅)。

接戦予測 与党「悪くない」野党「長丁場になるが勝利」

出口調査に基づく得票率の予測で接戦が伝えられたことについて、革新系の与党「共に民主党」の関係者は、記者団に対して「悪くない感じだ。大差がついているという情報も多かった。出口調査は、期日前投票の結果が含まれていないので、それが反映されれば、われわれが上になるのではないか」と述べ期待を示していました。

一方、保守系の最大野党「国民の力」の関係者は記者団に対して「接戦という予測が出たので、少し長丁場になるが、結果はわれわれの勝利だと思う」と述べ、自信をうかがわせました。