韓国大統領選2022【まとめ】野党ユン氏当選 5年ぶり保守政権へ

9日に投票が行われた韓国大統領選挙で、公共放送のKBSは10日朝、保守系の最大野党のユン・ソギョル(尹錫悦)氏が当選したと伝え、5年ぶりに保守政権が誕生する見通しとなりました。

韓国国内の動きを中心に時系列でまとめました。
(日本と韓国の間に時差はありません)

【以下詳細】

6:00すぎ 開票率100%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏が48.56%、
▼革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が47.83%となっています。

4:40 ユン氏支持者に当選あいさつ

ユン・ソギョル氏は党本部前の特設会場に移動し、壇上にあがると大勢の支持者らを前におじぎして、当選のあいさつに臨みました。会場には「国民が育てたユン・ソギョル、あすを変える大統領」という看板が掲げられ、大きな拍手が送られました。

4:40現在の開票状況 開票率99.22%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏が48.59%、
▼革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が47.79%となっています。

4:15ごろ ユン氏が勝利宣言「偉大な国民の勝利」

当選した最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏は自身の陣営に到着すると、会場では万歳のかけ声があがり、陣営の関係者が「大統領」と連呼しました。
ユン氏はときおり表情を緩め、支持者や関係者と握手を交わしながら感謝のことばを伝えていました。また、みずからとの候補者の一本化に応じた中道系野党のアン・チョルス氏の手を取り、一緒に万歳をしたり、記念写真を撮影したりしていました。
そして「この結果は、私やわが党の勝利というよりは、偉大な国民の勝利ではないか」と述べて勝利宣言をしました。

4:10 ユン氏陣営 候補者一本化に応じたアン・チョルス氏に歓声

当選が確実になったと伝えられた最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏の陣営には、ユン氏への候補者の一本化に応じた、中道系野党のアン・チョルス(安哲秀)氏が到着しました。アン氏が到着すると歓声が上がり、拍手も送られ、党関係者らと握手をしていました。

4:00ごろ ユン氏自宅出発 支持者らに感謝のことばも

当選が確実になったと伝えられた最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏はソウル市内の自宅を出発しました。取材陣や支持者など大勢の人たちが殺到する中「長い夜だった。皆さんが寝ずにこうしていらっしゃるとは思わなかった。これまでの応援に感謝します」と短くあいさつして車に乗り込みました。ユン氏はこの後、陣営に立ち寄ったあと党本部前で支持者にあいさつするということです。

3:50すぎ イ氏 支持者と握手し党本部あとに

敗北を宣言した与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏は、党本部を出たあと、支持者たちからねぎらいのことばを受けながら握手を交わし、ときおり頭を下げ、支持者に感謝を伝えていました。
イ氏は沈痛な表情を浮かべていましたが、支持者たちはイ氏の名前を連呼していました。

3:48 イ・ジェミョン氏が「敗北宣言」

イ・ジェミョン氏は、ソウルの国会近くにある党の本部に姿を見せ「最善を尽くしたが、期待に応えられなかった。党員や支持者に申し訳ないし、感謝の気持ちを伝えたい。すべての責任は私にある。ユン候補にもお祝いを言いたい」と述べて、敗北宣言をしました。

3:30 イ・ジェミョン氏が党本部到着 記者会見へ

与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏はソウル中心部の「共に民主党」の党本部に到着しました。イ氏は出迎えた支持者たちと握手をしましたが、かたい表情のままでした。イ氏はこのあと、記者会見を行うことにしています。

3:25 最大野党「国民の力」党本部前 ユン氏到着待つ支持者集まる

保守系の最大野党「国民の力」の党本部の前では、当選が確実になったと伝えられた、ユン・ソギョル氏の到着を待つ、多くの支持者が集まっています。支持者たちは党を象徴する色である赤のマスクやマフラーなどを身につけています。

3:23 ユン氏の当選確実 KBSが伝える 5年ぶりに政権交代へ

公共放送のKBSは、保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏の当選が確実になったと伝えました。
政治経験はなかったものの、選挙戦でユン氏は、ムン政権を厳しく批判し「真の公正な社会」を実現するなどとして政権交代を訴えて支持を広げ、革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏との接戦を制したことで、5年ぶりに保守政権が誕生する見通しとなりました。

3:00現在の開票状況 開票率92.71%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.63%、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が47.77%で、ユン氏が0.86ポイント差でリードしています。

2:45 ユン氏は“午前3時に自宅から党本部に向かう”

韓国メディアによりますと「優勢になっている」と伝えられた最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏は午前3時に、自宅から党本部に向かうということです。

2:35 イ氏が自宅出発 表情変えずに車に乗り込む

韓国メディアの映像では、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン候補は自宅から出てくると、取材陣や支持者とみられる若者などに囲まれましたが、表情を変えず、無言のまま、車に乗り込みました。乗り込む際には、右手を挙げて支持者の声援に応えていました。イ氏はソウル中心部の「共に民主党」の党本部に向かいました。

2:30現在の開票状況 開票率88.63%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.64%、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が47.77%で、ユン氏が0.87ポイント差でリードしています。

2:15 「優勢」伝えられたユン氏陣営は熱狂の渦に

韓国の公共放送KBSが「優勢になっている」と伝えた、最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏の陣営では、関係者全員が一斉に立ち上がり、ユン氏の名前や「大統領!」と叫び、熱狂していました。

一方、与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏の陣営では静かにKBSの開票速報番組を見守っていました。

2:15ごろ 最大野党のユン氏「優勢」 韓国KBSが伝える

韓国の公共放送のKBSは保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏が「優勢に立っている」と伝えました。
KBSは、出口調査の結果や開票状況に基づいて独自に判定を行った結果、5年ぶりの政権交代を目指すユン氏が接戦を制して、当選する可能性が高まっていると伝えています。

2:00現在の開票状況 開票率83.06%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.68%、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が47.75%で、ユン氏が0.93ポイント差でリードしています。

1:30現在の開票状況 開票率74.26%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.64%、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が47.83%で、ユン氏が0.81ポイント差でリードしています。

1:05 逆転されたイ氏陣営は静かに開票状況見守る

与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏の陣営では、得票率で最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏に逆転されたあとも、関係者たちは表情を変えずに静かに開票状況を見守っていました。

1:00現在の開票状況 開票率63.06%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.53%、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が47.98%で、ユン氏が0.55ポイント差でリードしています。

0:45 得票率逆転でユン氏陣営は歓喜

最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏の陣営では、得票率で与党のイ・ジェミョン氏を逆転すると、赤いジャンパー姿の関係者たちが一斉に立ち上がり、拳を高く突き上げました。そして、ユン氏の名前を連呼して「政権交代だ!」と叫ぶなど陣営は熱気に包まれました。

0:40現在の開票状況 ユン氏のリードに変わる 開票率54.12%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.42%と、
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が48.14%で、今度はユン氏が0.28ポイント差でリードしています。

0:30現在の開票状況 開票率50.37%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が48.30%、
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が48.28%で0.02ポイントの差となっています。

両候補は自宅に 大勢判明後 陣営に移動の予定

韓国の公共放送KBSによりますと、与党のイ・ジェミョン氏は9日午後6時半ごろソウル近郊のソンナムの自宅に戻ったあと、家族と一緒に選挙の特別番組を見ていて、大勢の判明後に陣営に移動する予定だということです。
一方、最大野党のユン・ソギョル氏も自宅で開票状況を見守っていて、イ氏と同じく大勢の判明後に陣営に向かう予定だということです。

10日0:00現在の開票状況 開票率37.65%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が48.85%、
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が47.81%で1.04ポイントの差となっています。

両候補 対北朝鮮政策の違いは

23:30現在の開票状況 開票率25.37%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が49.84%、
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が46.91%で2.93ポイントの差となっています。

23:00現在の開票状況 開票率14.09%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が50.17%、
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が46.61%で3.56ポイントの差となっています。

22:28現在の開票状況 開票率6.56%

韓国の中央選挙管理委員会が発表した得票率は
▼革新系の与党のイ・ジェミョン氏が50.78%、
▼保守系の最大野党のユン・ソギョル氏が46.07%で4.71ポイントの差となっています。

21:30ごろ 与党の陣営では

出口調査の結果では、わずかにリードを許していましたが、大接戦となっていることから会場では大きな拍手があがり、イ・ジェミョン氏の名前を連呼するなど、悲観的な雰囲気はありません。
新型コロナの感染拡大など、課題が山積する中、選挙戦では、地方行政を率いた実績をアピールし、政治経験のないユン候補との違いを強調していて陣営では、勝利に向けて自信もみせています。

イ・ジェミョン候補 どんな人?

革新政権の継続を掲げる与党「共に民主党」のイ・ジェミョン候補は、前のキョンギ(京畿)道知事です。国会議員の経験はありません。
子どもの頃は貧しく、小学校を卒業した後は工場で働きながら家計を支えていたといいます。苦学の末に大学に入り、卒業後は人権派弁護士として活動。
歯にきぬ着せぬ物言いで、発言を聞いた人がスカッとした気分になれるとして「サイダー」と呼ばれることもあります。

21:30ごろ 最大野党の陣営では

出口調査では僅差で、ユン候補が上回ったことからいったんは拍手が起きましたが、大接戦ぶりに、その後静まりかえっていました。
陣営の関係者に話を聞いてみると勝敗のカギを握る若い世代を中心に、支持獲得に一定の手応えは感じていたようでしたが、政権与党への批判票をまとめ切れたのかどうか、最後まで見通せない様子です。ユン候補は現在自宅で、大勢が判明次第支持者のもとを訪れてあいさつする予定です。

ユン・ソギョル候補 どんな人?

政権交代を目指す保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル候補は、現在のムン・ジェイン(文在寅)政権で検察トップの検事総長まで上り詰めた人物です。
検事総長になってからも政権にそんたくすることなく、大統領の側近をめぐる疑惑の捜査を指揮して政権と真っ向から対立しました。
その姿勢が支持され、今回の大統領選で初めて政治の世界に足を踏み入れました。

「19:30現在の暫定投票率は77.1%」韓国中央選管が発表

20:00ごろ “得票率予測で接戦” 韓国の与野党幹部の反応は

出口調査に基づく得票率の予測で接戦が伝えられたことについて、革新系の与党「共に民主党」の関係者は、記者団に対して「悪くない感じだ。大差がついているという情報も多かった。出口調査は、期日前投票の結果が含まれていないので、それが反映されれば、われわれが上になるのではないか」と述べ期待を示していました。
一方、保守系の最大野党「国民の力」の関係者は記者団に対して「接戦という予測が出たので、少し長丁場になるが、結果はわれわれの勝利だと思う」と述べ、自信をうかがわせました。

得票率予測発表を受け与野党双方の陣営の反応は

公共放送のKBSなどが合同で行った、出口調査に基づく得票率の予測で接戦が伝えらると、与党「共に民主党」の陣営では、イ・ジェミョン氏の名前を連呼したり、拍手したりする関係者の姿がみられました。
一方、最大野党「国民の力」の陣営では、ユン・ソギョル氏の名前が書かれた赤いジャンパーを着た関係者たちが、厳しい表情を見せていましたが、その後、勝利を信じてか笑顔を浮かべていました。

19:30 “ユン氏とイ氏 0.6ポイント差の接戦” 韓国KBS得票率予測

韓国大統領選挙は午後7時半に投票が締め切られ、公共放送のKBSは、ほかの主要なテレビ局2社と合同で行った出口調査に基づく得票率の予測を伝えました。
それによりますと、保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル氏が48.4%、革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン氏が47.8%となっていて、わずか0.6ポイントの差で接戦となっています。

18:00 このあと1時間半は「感染者や濃厚接触者」の投票時間

午後6時現在の投票率は75.7%で、5年前の前回を3ポイント上回っています。
一般有権者の投票は午後6時で締め切られました。この後、午後7時半までの間は新型コロナウイルスの感染者や自宅隔離となっている有権者のための投票時間となっています。外出が許可されるのは、投票開始10分前の午後5時50分からです。
韓国の保健当局によりますと、8日確認された新規感染者は34万2446人と、初めて30万人を超えるなど感染拡大が続いています。

各党幹部が開票速報番組を見守る場所も開設

選挙では毎回、各政党の幹部が集まって開票速報番組を見守る場所が設けられ、各メディアが詰めかけます。
与党「共に民主党」は国会議員会館の会議室に、最大野党「国民の力」は国会図書館の中にそれぞれ場所を構えています。今のところはメディア関係者の姿が目立ちます。

17:40ごろ 各党本部前のようすは

投票終了まで2時間を切った中、与党と最大野党の本部前を訪ねてみました。
いずれも、国会があるヨイド(汝矣島)地区にあります。
与党「共に民主党」の本部前には韓国メディアのカメラマンが数人待機していました。
一方、最大野党「国民の力」の本部前には多くの椅子が並べられ、その先にはトラックに搭載された大きなモニターが見えます。党によりますと、支持者たちがこの後開票速報番組を見るため集まるそうですが、新型コロナウイルスの感染対策のため屋外で、人数を制限して集まることにしているそうです。

17:00現在の投票率 73.6%(前回比3.5P↑)

ソウル中心部にある韓国の公共放送KBSでは、屋外にもスタジオを設けて、午後5時から特別番組の放送を開始しています。
スタジオの周りは、ライトアップされていて、アナウンサーや専門家が選挙情勢について解説していました。

終盤の選挙情勢は

2月25日に発表された世論調査による支持率は、革新政権の継続を掲げる与党のイ・ジェミョン候補が38%、政権交代を目指す最大野党のユン・ソギョル候補が37%と、その差はわずか1ポイントでした。
与野党の候補が激しく競り合っていましたが、3日に支持率で3位につける中道系野党のアン・チョルス(安哲秀)候補が立候補の取り下げを発表。ユン候補との候補者の一本化で、政権与党への批判票の分散を避ける形となりました。
選挙戦終盤での野党候補の一本化について専門家は「多くの有権者はすでに投票先を決める段階で、政権交代を望むアン候補の支持層はユン候補にいくかもしれないが、一部はイ候補や別の候補に流れる票もあるだろう。一本化をもって勝負が決まったと、まだはっきりと言い切れない」と述べ、最後まで結果が見通せないという見方を示しました。

16:00現在の投票率 71.1%(前回比4.0P↑)

投票の締め切り時間は午後7時半です。

15:00現在の投票率 68.1%(前回比4.4P↑)

この時点での投票率は前回5年前と比べて4.4ポイント高くなっています。
韓国では、大統領選挙の投票日は、法律で休日に定められています。首都ソウルは日中の気温が14度を超えて暖かく晴れ渡り、多くの人の姿が見られました。
街なかには、大統領選挙の投票を呼びかける看板などが飾られ、記念に写真を撮っている人もいました。

14:00現在の投票率 64.8%(前回比4.9P↑)

この時点での投票率は前回5年前と比べて4.9ポイント高くなっています。

勝敗の鍵を握るのは20代 30代の若者の動向

韓国で若い世代は、ほかの世代に比べて無党派層の割合が多いのが特徴です。また、前回5年前の選挙では投票率も高く、20代で76.1%、30代が74.2%と、4人に3人が投票しました。
世論調査で激しく競り合う中で、若い世代の支持をどこまで得られるかが勝敗を左右すると言われていて、両候補ともユーチューブなどのSNSを積極的に活用して若者の関心をつかもうとしています。

13:00現在の投票率 61.2%(前回比5.7P↑)韓国中央選管発表

この時間帯から期日前投票と郵便投票、それに海外からの在外投票の結果が投票率の数字に反映されました。
この結果、ここまでの投票率は61.2%となり、前回5年前と比較して5.7%の上昇となっています。
ただこの投票率について、候補者のうち保守系の最大野党のユン・ソギョル候補はSNSに「投票率が期待ほどではない。このままでは結果がわからなくなる」と投稿しています。

韓国の選挙スタイル “替え歌で訴える人柄や政策”

韓国の選挙は「歌って踊る」スタイルが定番です。
特に選挙期間中に流される歌は「ロゴソング」と呼ばれ、その多くが韓国で広く親しまれている曲の替え歌で、候補者の名前を繰り返すだけでなく、その人柄や政策などもアピールします。車でロゴソングをかけながら選挙区をまわったり、集会の会場でダンサーがパフォーマンスを繰り広げたりします。
どんなロゴソングをつくるのか、そして、そこにどんなメッセージを込めるのか。各陣営の戦略が見えてくると同時にその時々の社会の状況や世相をも写し出すとして、韓国のメディアは候補者のロゴソングが明らかになるとその分析記事も配信します。

午前 山火事の被災者もバスに乗って投票に 連合ニュース

韓国では先週から日本海側の地域を中心に大規模な山火事が数か所で起きていて、最も大きな被害があったキョンサン北道ウルチンでは9日までに住宅282棟と山林1万7000ヘクタールが焼けました。
韓国の通信社・連合ニュースは避難所での生活を余儀なくされた住民たちが用意されたバスに乗って投票所に向かったことを伝えていて、このうち自宅が全焼した77歳の男性は「家は全部燃えたが、投票はしなければいけない。国民として当然ではないですか」と話していました。

イ・ジェミョン候補の日本への姿勢は

歴史や領土をめぐる問題と、経済や社会、外交的な交流・協力を切り離して対応するとしている一方で、日本に対して厳しい発言をしています。イ候補は記者会見で「日本は、韓国を数十年間支配した前歴があり、いまも軍事大国化を夢見ている。過去の歴史について日本が心から反省しているとは思えないので、私たちが心配するのは当然だ」と批判しています。

ユン・ソギョル候補の日本への姿勢は

現在の日韓関係について「ムン・ジェイン政権が国益を優先するのではなく、外交に国内政治を持ち込んだため、国交正常化以降、最悪の状態に陥った」と述べ、ムン政権の対日政策を批判しています。そのうえで「価値と利益を共有して信頼を構築していく両国関係の新たな50年を描く」として関係改善に意欲を見せています。

11:20ごろ 松野官房長官 “重要な隣国の大統領選 当然注目”

松野官房長官は、記者会見で「他国の内政に関連する動向についてコメントすることは差し控えるが、重要な隣国である韓国の次期大統領を決める選挙なので当然、注目している。今後の日韓首脳会談の予定は何ら決まっていないが、日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づき韓国側に適切な対応を求めていく考えは変わらない」と述べました。

11:00現在の投票率 16.0%(前回比3.4P↓)韓国中央選管発表

この時点での投票率は5年前の前回に比べて3.4ポイント低くなっていますが、今回は有権者全体で過去最高のおよそ37%が期日前投票を済ませていて、それらの票が午後に入って合算されることから、韓国メディアは、最終的な投票率が25年ぶりに80%を超えるのではないかという見方も伝えています。

9:30 韓国「感染確認 初の30万人超」現地保健当局が発表

韓国では、大統領選挙の選挙戦が繰り広げられた間も新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、保健当局によりますと、8日確認された新規感染者は34万2446人と、初めて30万人を超えました。
ソウル市内の各地には、市民が無料でPCR検査と抗原検査を受けられる会場が設けられていて、金融街・ヨイド(汝矣島)の検査会場では子どもから中高年まで、さまざまな年代の人が検査を待つ列を作っていました。
韓国国内での感染者の累計は、8日に500万人を超えましたが、徐々に感染拡大のペースが速くなっています。

9:00ごろ 投票した有権者の声は

首都ソウルの投票所で1票を投じた有権者からは、スキャンダルが相次ぐ政治の改革や、暮らしの改善、それに北朝鮮への対応など、韓国を取り巻く課題を解決してほしいという声が聞かれました。
このうち70代の女性は「政権交代が必要だと思い、投票しました。いまは政治が暴走し、スキャンダルなどで分断されているので、国の統合が必要です」と話していました。
また、40代の自営業の男性は「ウクライナ情勢を目の当たりにして、平和的な外交を進めてほしいです。北との関係も同じで、対話を通じて問題を解決すべきです」と話していました。
さらに30代の会社員の女性は「価格が高騰する不動産の問題を重視して、経済に力を入れてくれる人に投票しました。誰が当選しようと、国の経済と国民のために働いてくれる大統領になってほしいです」と話していました。

9:00すぎまでに両候補がSNSで投票呼びかけ

激しい選挙戦を繰り広げてきた与野党の両候補はフェイスブックにそれぞれメッセージを投稿しました。
与党のイ・ジェミョン候補は「大接戦で、数千票、数百票で結果が変わるかもしれないそうです」と最後の支持を呼びかけました。
また最大野党のユン・ソギョル候補は「政権交代は投票を通じてのみ成し遂げることができます。投票すれば必ず勝利します」と訴えました。

8:00前 政府施設の投票所では各国メディアが取材

政府の施設に設けられた投票所では、韓国メディア以外にも、NHKやフランスのAFP通信といった海外メディアを含めて10社以上が取材に訪れていました。

6:00 韓国各地で投票始まる

韓国国内の全国1万4000か所余りの投票所で投票が始まりました。
首都ソウルの中心部から北に5キロほど離れた、政府の施設に設けられた投票所では、午前6時の投票開始とともに、有権者の列ができ、次々と1票を投じていました。
韓国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、入り口では防護服姿の職員が、有権者の体温を測定したり、消毒したりしていました。
今回の選挙は、期日前投票がこれまでで最も高い投票率となり、韓国メディアは、最終的な投票率がおよそ25年ぶりに80%を超えるのではないかとの見方も伝えています。