“ロシアとウクライナの外相招き10日に三者会談” トルコ外相

トルコのチャウシュオール外相は、日本時間の7日夜に記者会見し、ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相を招いて今月10日にトルコで三者会談を行うと発表しました。
実現すれば、軍事侵攻が始まって以降、ロシアとウクライナの双方の外相が向き合う初めての会談になります。

トルコは、今月11日から地中海沿岸のリゾート地、アンタルヤで外交フォーラムを予定していて、ロシアとウクライナ双方の外相に対し、繰り返し参加を呼びかけていました。

そして、トルコのチャウシュオール外相は日本時間の7日夜に記者会見し、ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相を招いてフォーラムに先立つ今月10日にアンタルヤで三者会談を行うと発表しました。

チャウシュオール外相は「双方が私の同席を求めているので、三者会談をすることになる。この会談が、和平と安定の重要な第一歩になることを願っている」と述べました。

実現すれば、軍事侵攻が始まって以降、ロシアとウクライナの双方の外相が向き合う初めての会談になり、議論の内容が注目されます。

NATO=北大西洋条約機構に加盟するトルコは、先月28日、ウクライナ政府の要請を受けて地中海から黒海へとつながる2つの海峡で艦艇の通過を制限する措置をとると明らかにした一方、ロシアとも経済や兵器の取り引きでつながりが強く、エルドアン大統領は、侵攻が始まる前日の先月23日や今月6日にプーチン大統領と電話会談を行うなど緊密なやり取りをし、仲介に意欲を示してきました。

ロシア外務省報道官 会談を認める

これについて、ロシア外務省のザハロワ報道官は7日、ツイッターで「ロシアとトルコの大統領の間で行われた電話会談の合意に基づき、トルコのチャウシュオール外相の参加を得て、ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相は接触する計画だ」として会談を認めました。