地下シェルターで赤ちゃん出産 ウクライナ キエフの仮設診療所

ロシア軍が侵攻を続けるなか、ウクライナの首都キエフでは地下シェルター内の仮設の診療所で女性が赤ちゃんを出産し、厳しい状況下で無事、新しい命が誕生したことに祝福の声があがっています。

首都キエフに住むイバン・コロルさんは先月25日、生まれたばかりの娘を抱いた写真をSNSに投稿しました。

コロルさんは「防空警報やサイレンが鳴り響くなか、妻は娘を出産しました。困難のなか、まるで暗闇の中に輝く星のようです」とのコメントを添えています。

この投稿には「赤ちゃんが平和なウクライナで育ちますように」とか「お母さんが真のヒロインです」などと祝福の声が寄せられていました。

コロルさんはNHKの取材に対して「地下は気温が0度ほどととても寒かったです。いまは別のシェルターに避難していますが、何度もサイレンが鳴り、寝ることができません。ぜひウクライナの状況を日本の皆さんに伝えてほしいです」とのメッセージを寄せました。

ウクライナでは戦火の中でも地下シェルターなどで果敢に診療を続ける医師たちの様子が伝えられています。