
住宅着工 1月も堅調 11か月連続増加 背景にコロナで在宅時間増
1月、全国で着工された住宅の戸数は5万9000戸余りと、去年の同じ月よりもおよそ2%増え、11か月連続で増加しました。テレワークなど家で過ごす時間が増える中、住宅の需要が堅調です。
国土交通省によりますと、1月、全国で着工された住宅の戸数は、5万9690戸と、去年の同じ月よりも2.1%増え、11か月連続で前の月を上回りました。
堅調な需要の背景には、コロナ禍で家で過ごす時間が長くなっていることなどが背景にあると見られています。
内訳をみると、賃貸アパートなどの「貸家」が2万3083戸と16.6%増えて11か月連続で増加、また、マンションや建て売りなどの「分譲住宅」のうち、一戸建て住宅は1万1003戸と7.7%増えて9か月連続で増加しました。
一方、注文住宅を示す「持ち家」は1万8130戸と、去年の同じ月よりも5.6%減り、2か月連続で減少しました。
国土交通省は「新型コロナの感染拡大の影響で、去年の夏ごろから住宅展示場への来場者数が前の年を下回る状況が続いており、今後の着工戸数に影響が出てくる可能性がある。資材価格も高騰しており、動向を注視していきたい」と話していました。