G7外相緊急会合 ロシア軍事侵攻「侵略」と強く非難 連携で一致

ウクライナ情勢をめぐり、G7=主要7か国の外相による緊急会合が、オンライン形式で開かれました。ロシアによる軍事侵攻を「侵略」という表現で改めて強く非難し、制裁を含めた今後の対応などで、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

会合は日本時間の27日夜11時すぎからおよそ2時間にわたって、オンライン形式で開かれ、林外務大臣も出席しました。

この中では、今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻についてG7として「侵略」という表現を用いて、改めて強く非難しました。

そのうえで、戦闘が続く現地の状況について、各国がそれぞれ把握している情報を共有したうえで議論を行い、ロシアへの制裁を含めた今後の対応や、ウクライナと周辺の関係国の支援を進めていくにあたり、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

また、会合では、林大臣が、日本としても、アメリカやヨーロッパ各国などと協調し、ロシアのプーチン大統領らの資産凍結を決定したほか、国際的な決済ネットワークからロシアの特定の銀行を締め出す措置に加わる方針などを伝えたのに対し、各国からは強い歓迎の意が示されました。

さらに、会合後半およそ45分間は、ウクライナのクレバ外相も参加し国際社会の支援に謝意を示したうえで、現地の情勢などを説明したのに対し、G7各国は、ウクライナの主権と領土の一体性に対する確固たる支持とともに、ウクライナ政府や国民と連帯していることを改めて伝えました。