プーチン大統領が名誉会長 国際柔道連盟「正常と安定を希望」

ロシアのプーチン大統領が名誉会長を務めるIJF=国際柔道連盟は25日、ビゼール会長が「東ヨーロッパと世界が正常と安定を取り戻すことを希望する」との声明を発表しました。

プーチン大統領は13歳から始めた柔道の有段者で、IJFの名誉会長を務めています。

そのIJFは25日、ビゼール会長がホームページで声明を発表しました。

声明ではロシアへの直接的な批判は避けながら、「私たちは現在の国際情勢を悲しく思っている。東ヨーロッパと世界が正常と安定を取り戻すことを希望する」と述べています。

IJFはまた、ことし5月にロシアのカザンで開かれる予定だった国際大会の中止も発表しました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐっては、ほかの国際競技団体も声明を出していて、元棒高跳びのスター選手でウクライナのセルゲイ・ブブカ氏が副会長を務める世界陸上競技連盟は、「ロシアの軍事侵略を強く非難する」との声明を発表しています。