田辺三菱製薬 子会社が開発の新型コロナワクチン カナダで承認

大阪に本社がある「田辺三菱製薬」は、カナダにある子会社が植物を使って開発した新型コロナウイルスのワクチンが現地で承認されたことを明らかにしました。
会社は日本国内でも臨床試験を進めていて、早ければことし夏にも承認を求める申請を行いたいとしています。

発表によりますと、田辺三菱製薬のカナダにある子会社「メディカゴ」がイギリスの製薬会社と共同で開発を進めてきた新型コロナのワクチンが24日、カナダ政府から承認されました。

このワクチンは、成長が早いタバコ属の植物にウイルスの遺伝子を組み込み、葉の細胞からウイルスに似た形の粒子を抽出する手法で作られていて、2度から8度の温度で保存できるため、接種を行う医療機関などに運びやすいメリットがあるとしています。

田辺三菱製薬は、日本国内でもこのワクチンの初期段階の臨床試験を進めていて、安全性などが確認できれば、海外で行われた最終段階の臨床試験の結果を加えて、早ければことし夏にも国内で承認を求める申請を行いたいとしています。

新型コロナのワクチンを巡っては同じく大阪に本社がある塩野義製薬なども、実用化を目指して臨床試験を進めています。