“ホワイトアウト” その時どうする?対策と注意点は

雪や風で視界が奪われる「ホワイトアウト」。

目の前が真っ白になって数十センチ先も見えなくなり、前後左右だけでなく上下感覚も失われることもあります。

北海道では21日、事故が相次ぎました。車の運転は極めて危険です。

ホワイトアウトとは。
もし遭遇してしまったらどうすればいいのか。

対策と注意点をまとめました。

■“ホワイトアウト” 車を運転すると…

ホワイトアウトの中で車を運転するとどうなるか…?

北海道警察本部が「吹雪による視界不良時の交通事故」という動画を公開しています。
視界が悪い中を進んでいると、このわずか2秒後…

突然、前方に多数の車が見え、ブレーキが間に合わずに追突。

後続の車も次々に追突しました。

■“ホワイトアウト” いつ・どこで起きる?

ドライバーの視界を奪うホワイトアウトには発生しやすい状況や場所があります。

1. 気温が低くて風が強いとき

気温が低く雪がパラパラとしていて舞いやすいときに強い風が吹くと、雪が車のドライバーの目線の高さまで吹き上げられ、視界が奪われます。

2. 道路の雪堤が高くなっているとき

風はそれほど強くなくても除雪で道路脇に積まれた雪堤が高い場合は、その雪堤から吹き出す雪で視界が悪くなるということです。

3. 周囲が開けた平地にある道路

周囲が開けた平地にある道路では吹雪をさえぎる建物や樹木が少なく、強い風が吹くと大量の雪が吹き込んできます。

札幌市にある国の研究機関・寒地土木研究所によりますと、長さ200m以上の雪原があると地吹雪によって吹き込む雪の量が多くなるということで、畑や水田、牧草地が広がる平地にある道路は特に注意が必要です。
2021年1月、宮城県の東北自動車道でおよそ140台が関係する多重事故は、ホワイトアウトによる視界不良が影響しましたが、道路は周囲に畑や水田が広がる地域にありました。

また川の近くや橋の上も風をさえぎるものがないため、近くに雪原がある場合には大量の雪が吹き込んで視界が悪くなることがあるということです。

■“ホワイトアウト” 遭遇したらどうする?

ホワイトアウトに遭遇したらどうすればよいのか。3つの注意点です。

1. ハザードランプを点灯させて停車

ホワイトアウトの中を運転するのは危険です。

ハザードランプを点灯させて停車してください。

追突事故などを防ぐために停止表示板を置くなど、車の存在をできるだけ目立たせることが大事です。

2. 道の駅などで天候の回復を待つ

近くにコンビニエンスストアやガソリンスタンド、道の駅がある場合は駐車場に停車して建物に避難してください。天候の回復を待ってください。

3. 道路緊急ダイヤル(#9910)に電話

道路で身動きが取れなくなったときは国土交通省の「道路緊急ダイヤル」#9910に電話してください。

目の前で事故が起きている、避難する場所が無いなど状況が悪化している場合には警察や消防にも連絡してください。

ほかにもJAF(日本自動車連盟)のロードサービス#8139もあります。

■“ホワイトアウト” 外出前に確認を

そもそもホワイトアウトに遭遇しないことがいちばんです。

雪や風が強い日は本当に外出の必要があるか慎重に判断してください。場合によっては予定の変更や見直しをすることが大事です。

また、北海道については寒地土木研究所が公式webサイトで道路の「視界情報」を公開しています。

30分ごとに更新され、現状と24時間先までの予測も確認できます。外出前に情報を確認し、場合によっては予定の変更や見直しを検討してください。

(北の道ナビ)
http://northern-road.jp/navi/touge/fubuki.htm
2022年2月21日15時30分の画像