エリザベス女王 新型コロナに感染 症状は軽い 英王室が発表

イギリスのエリザベス女王が新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。
症状は軽いということですが、イギリス国内では95歳の女王の健康を気遣う声が上がっています。

イギリス王室は20日、エリザベス女王が検査の結果、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
軽いかぜのような症状があるということですが、今後1週間はロンドン郊外のウィンザー城で負担の軽い公務を続ける見込みだとしています。
また「女王は引き続き医師の診察を受け、適切なガイドラインに従う」としています。

イギリス王室では今月、長男のチャールズ皇太子も新型コロナの2度目の感染が発表されたほか、カミラ夫人の感染も確認されていました。

95歳のエリザベス女王は今月6日に、即位から70年を迎えたばかりで、今後さまざまな記念行事が予定されています。

発表を受けてジョンソン首相はツイッターに「女王が一刻も早く回復し、健康を取り戻されることを、皆と気持ちを同じくして願っています」と投稿しました。

また、市民からも高齢の女王の健康を気遣う声が上がっています。
75歳の男性は「女王は長い間私たちとともにいて、それが当たり前になっているため心配ですが、女王は回復すると信じています」と話していました。
また39歳の男性は「とても心配です。女王はきっと元気になって戻ってくると信じています」と話していました。