「人間将棋」3年ぶり開催で藤井聡太さん出演へ 山形 天童

新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた、山形県天童市の「人間将棋」が、ことし4月、3年ぶりに開催されることになり、史上最年少で五冠を達成した藤井聡太さんが、出演することが決まりました。市は対局に参加してもらうよう最終調整しているということです。

これは16日開かれた記者会見で、天童市の山本信治市長が明らかにしました。

「人間将棋」は将棋の駒の生産量が日本一の天童市で、毎年4月に開催されていて、巨大な将棋盤の上で、武者姿の人たちを将棋の駒に見立てて、プロ棋士が対局します。

新型コロナウイルスの影響で、去年とおととしは中止となりましたが、ことしは3年ぶりに、4月16日と17日に開催することになりました。

市が日本将棋連盟と交渉した結果、最年少記録となる19歳6か月で五冠を達成した、藤井聡太さんの出演が決まり、市は2日目の対局への出演を依頼しているということで、現在、最終調整中だということです。

市は現時点で600人の観客を入れての開催を想定し、来月上旬には観覧の事前応募を始める予定です。

ただ、感染状況によっては開催方法が変わることもあるということです。

山本市長は「藤井さんに来てもらえることは、将棋の街として大変名誉なことなので、なんとか実現していきたい」と話していました。