確定申告の受け付け始まる 「e-Tax」にスマホ活用の新機能も

所得税などの確定申告の受け付けが16日、全国一斉に始まりました。
インターネットで申告できる「e-Tax」のシステムには、ことし、スマートフォンなどのカメラを活用した自動入力の機能が導入され、国税庁は利用を呼びかけています。

確定申告は、個人で事業をしている人や年収が2000万円を超えるサラリーマンなどが行う必要があります。

16日、全国の税務署などで受け付けが始まり、東京の品川税務署では、俳優の高橋英樹さん夫婦がe-Taxの使い方を実演しました。

10年以上、e-Taxを使っているという高橋さんは、16日朝、自宅で申告を済ませていて、実演ではスマートフォンなどのカメラで源泉徴収票などを撮影する、新しい自動入力の機能を体験しました。

高橋さんは「自分で記入する必要がなく、どこからでも申告できます。早めの手続きをお勧めします」と話していました。

eーTaxは年々普及が進み、去年は確定申告を行った人のおよそ85%が会場に行かずに手続きしたということで、国税庁は新型コロナウイルスの感染予防としても利用を呼びかけています。

所得税の申告と納税の期限は3月15日までとなっていますが、ことしは新型コロナの影響で期限内の手続きが難しい人は、申告の際に理由を記入すれば4月15日まで通常どおり申告できます。