GDPきょう発表 10~12月はプラス予想 去年1年間も注目

去年10月から12月までのGDP=国内総生産が15日発表されます。新型コロナの感染状況が、この間は比較的落ち着いていたため、民間の予測の平均は、物価の変動を除いた実質の伸び率が年率換算でプラス6%となっています。

去年10月から12月までのGDPは、15日午前8時50分、内閣府が速報値として発表します。

公益社団法人の「日本経済研究センター」が集計した民間のエコノミスト35人の予測の平均は、物価の変動を除いた実質の伸び率が、年率換算でプラス6.06%となっています。実際にプラスとなれば、2期ぶりです。

新型コロナウイルスの感染状況がこの間は比較的落ち着いていたことで、GDPの半分以上を占める「個人消費」が持ち直したと見ているためです。

項目別の予測の平均は、いずれも前の3か月と比べて、「個人消費」がプラス2.22%、「企業の設備投資」がプラス0.95%、「輸出」がプラス0.38%となっています。
また、合わせて発表される去年1年間のGDPの予測の平均は、実質でプラス1.67%となり、結果が注目されます。