旭川女子中学生死亡 遺族側「遺族の願い実現せず非常に残念」

去年、北海道旭川市の女子中学生が行方不明となり、その後、雪の積もった公園で死亡しているのが見つかった問題で、遺族の代理人弁護士が14日、記者団の取材に応じ「行方不明となってから1年となるまでに、せめていじめの有無だけでも報告してほしいという遺族の願いが実現せず、非常に残念だ」などと述べました。

旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)は、去年2月13日に自宅を出たまま行方不明となり、そのおよそ1か月後、雪の積もった公園で死亡しているのが見つかりました。

旭川市教育委員会は第三者委員会を設置し、背景にいじめがなかったかや、学校や市教育委員会の対応などについて調査を進めています。

遺族側はこのうち、背景にいじめがなかったかだけでも爽彩さんが行方不明となってから1年となる13日をめどに報告してほしいと市に要望していましたが実現しませんでした。

これについて遺族の代理人弁護士が14日、記者団の取材に応じ「遺族の時計の針は去年の2月13日で止まったままだ。行方不明となってから1年となるまでに、せめていじめの有無だけでも報告してほしいという遺族の願いが実現せず、非常に残念だ。改めて一刻も早く報告をしてほしい」と述べました。

また、爽彩さんの母親の様子について「きのうは報告がなかったことで沈痛な様子だった。いじめを訴え続けているのに今も認められず、宙ぶらりんな状態であることで苦しみがずっと続いている」と述べました。

市教育委員会によりますと、第三者委員会は関係する生徒や教職員およそ50人に対する聞き取りなどを進めていて、来月中には遺族側にいじめの有無に関する報告をしたい考えだということです。

一方、旭川市の今津寛介市長はこの問題について「いじめがあった」という認識を示していて、第三者委員会の最終的な調査報告が本格的な調査開始から1年となることし6月までになかった場合、市長直属の第三者委員会を新たに設け、並行して調査を進める考えを明らかにしています。