福島第一原発1号機 格納容器内部に塊状の堆積物 燃料デブリか

8日から行われている福島第一原子力発電所1号機のロボットを使った調査で、水がたまった格納容器の内部に塊状の堆積物があることが映像などで確認されました。
東京電力は、この堆積物が溶けた核燃料と構造物が混じった「燃料デブリ」の可能性もあるとみて、調査を続けることにしています。

東京電力は8日から福島第一原発1号機でロボットを使った調査を始め、10日、格納容器内部で撮影した映像や写真を新たに公開しました。

映像では福島第一原発1号機の原子炉を支える「ペデスタル」という構造物の開口部の内側に、塊状の堆積物が写っているのが確認できます。

この堆積物について東京電力は「原子炉の真下で見つかったことから『燃料デブリ』の可能性もある」と説明しました。

また、ロボットに内蔵された放射線を測る機器のデータも公開され、ロボットが1号機の格納容器を通過した際の放射線量は、1時間当たり1シーベルトから2シーベルトだったということです。

東京電力は今後、別のロボットを投入して堆積物の厚みや分布状況を超音波で測定するほか、サンプルとして少量を採取し詳しく分析する計画です。

燃料デブリの取り出しは、福島第一原発の廃炉で最大の難関とされ、2号機と3号機では燃料デブリとみられる堆積物が確認された一方、1号機では確認されておらず、今回の調査で手がかりが得られるか、注目されます。