関東甲信 大雪のピークすぎる 路面凍結による転倒など十分注意

関東甲信の大雪のピークは過ぎましたが11日の明け方にかけては断続的に雪が降る見通しです。気温の低い状態も続くため、路面の凍結による交通への影響や歩行中の転倒事故などに十分な注意が必要です。

気象庁によりますと、低気圧と寒気の影響で10日は関東甲信や静岡県の山沿いで大雪となったほか、夜には東京23区でも雪が強まりました。この時間も千葉県や茨城県を中心に雪やみぞれが降っています。

11日午前1時の積雪は
▽山梨県の富士河口湖町で34センチ
▽長野県軽井沢町で27センチ
▽水戸市で3センチ
▽東京の都心と千葉市でいずれも2センチとなっています。

関東甲信の大雪のピークは過ぎましたが、千葉県、茨城県などでは11日の明け方にかけて断続的に雪が降る見通しです。また朝にかけて気温が低い状態が続くため、いったんとけた雪が再び凍る可能性があります。

自動車のスリップ事故や、歩行者や自転車の転倒事故が起きるおそれがあり、特に横断歩道の白線の上や坂道、駐車場の出入り口などは雪が踏み固められるなどして滑りやすくなります。

路面の凍結による交通への影響や歩行中の転倒事故などに十分な注意が必要です。

給湯器の凍結に注意を

低気圧と寒気の影響で、東京23区でも気温が下がっていますが、気温の低下によって家庭用給湯器の配管が凍結し使えなくなるおそれがあることから、東京ガスは凍結を防ぐ対策をとるよう呼びかけています。

事前の対策として、給湯器のスイッチを切るか、ガス栓を閉めるかしたうえで、蛇口から少しずつ水を流し続けることが有効だとしています。

すでにお湯も水も出ない場合は凍結しているおそれがありますが、お湯をかけたりドライヤーで温かい風をあてたりすると壊れる可能性があるため、気温が上がり自然にとけるまで待ってほしいとしています。

積雪や路面凍結 気をつけたいポイントは

関東甲信ではこれから11日の朝にかけて、積雪や路面の凍結による歩行中の転倒や車のスリップ事故のおそれがあります。注意点や対策をまとめました。

雪道や凍った路面 どう歩く?

まず気をつけたいのは積雪や路面の凍結による転倒です。

特に雪に慣れていない地域では思わぬ大けがをすることがあります。1月の大雪では歩行者や自転車の転倒が相次ぎ、病院に搬送されたケースもありました。

雪道や凍った路面を歩く際は以下のポイントに注意が必要です。

□革靴やスニーカーを避ける
□底に溝のある滑りにくい靴や滑り止めの付いた靴を履く
□歩幅を小さくする(ペンギン歩き)
□靴の裏全体を地面につけて歩く
□リュックサックなどで両手を自由にする
□転んだ時の衝撃をやわらげるため手袋や帽子を着用する
□転ぶときはお尻から

特に横断歩道(白線の上)や坂道、道路脇、歩道橋、日陰、駐車場や地下街の出入り口などは注意が必要です。

実は路面が凍っている“ブラックアイスバーン”

気温が低くなると注意が必要なのが「ブラックアイスバーン」です。

路面が黒く、一見、ぬれているだけのように見えても実は表面の水分が凍結している状態です。特に日陰や夜間は見分けがつきにくく、転倒の危険性が高まります。少しでもぬれている路面を歩く時は油断せず、慎重に歩くことが重要です。

運転では 3つの「急」に注意!車間距離は2倍以上に

積雪や路面が凍結した際にはスリップ事故のリスクも高くなります。

夏用タイヤで雪道を運転するのは非常に危険です。冬用のタイヤやチェーンを装着することが大切です。すでに冬用タイヤに交換した人もゴムが摩耗していないか今一度確認してください。

そして運転の際には3つの「急」に注意が必要です。
「急」発進
「急」ブレーキ
「急」ハンドルです。

路面が滑りやすくなり車はふだんのようには止まれません。車間距離はふだんの2倍以上あけるなど、十分な車間距離を取るとともに速度を落として運転するよう心がけてください。

またできるだけ大通りを中心に走るようにしましょう。幹線道路のほうが除雪されやすく交通量が多いため雪が溶けて走りやすい一方、細い道では雪が多く残っていたり路面が凍結していたりすることも多く注意が必要です。

大雪で交通機関に影響が出るおそれもあります。いつも以上に余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。