来週期限の13都県「まん延防止」来月6日までの延長 10日決定へ

来週13日が期限の東京など13都県のまん延防止等重点措置について、政府は、医療のひっ迫を回避したいとして来月6日まで3週間延長し、新たに高知県にも重点措置を適用する方針です。
岸田総理大臣と関係閣僚がこうした方針を確認し、10日、専門家に諮ったうえで、正式に決定することにしています。

新型コロナをめぐっては、8日に全国の新規感染者数が9万人余りとなり、およそ160人の死亡が発表されるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

まん延防止等重点措置の期限が来週13日に迫るなか、東京など13都県は、新規感染者が高い水準にあり、重点措置を解除して対策を緩める状況にはないなどとして、適用の延長を政府に要請しました。

また、新たに高知県も医療提供体制が急速にひっ迫しつつあることなどから、重点措置の適用を政府に要請しました。

これを受けて、政府は、各地の医療提供体制のひっ迫を回避したいとして13都県の重点措置を来月6日まで3週間延長し、高知県にも重点措置を適用する方針で、9日、岸田総理大臣と関係閣僚がこうした方針を確認することにしています。
そして、10日、専門家に諮ったうえで正式に決定することにしています。

一方で、感染拡大のスピードが速いオミクロン株の特徴を踏まえ、政府は、先週分科会が提言した学校や保育所、それに高齢者施設などでの感染対策を基本的対処方針に反映させる方向で調整を進めています。