米 格安航空2社が合併へ 感染拡大で厳しい経営環境続き

アメリカでLCC=格安航空会社2社が合併することで合意し、厳しい経営環境が続く航空業界での競争が一段と激しくなっています。

アメリカの西部コロラド州を拠点とするフロンティア航空の親会社と南部フロリダ州を拠点とするスピリット航空は7日、合併することで合意したと発表しました。

フロンティア航空の親会社がスピリット航空を買収し、買収の総額はおよそ66億ドル、日本円で7500億円余りで、ことし後半に合併を完了させる見通しです。

合併によって経営基盤を強化することでより安い運賃を設定できるようにし、大手を含む航空各社に対抗するとしています。

アメリカの航空業界は変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大の影響で航空便の利用客の回復が鈍ったことなどから厳しい経営環境が続いていて、利用客を獲得するための競争が一段と激しくなっています。