岸田首相 ワクチン接種 今月中の1日100万回の実現へ閣僚に指示

新型コロナワクチンの3回目の接種を加速するため、岸田総理大臣は関係閣僚に対し、今月のできるだけ早い時期に1日当たり100万回の接種を実現できるよう取り組みの強化を指示しました。

新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐり、岸田総理大臣は7日朝、国会内で後藤厚生労働大臣ら関係閣僚と会談しました。

そしてオミクロン株への対応では3回目の接種が発症と重症化を予防する要になるとして、今月のできるだけ早い時期に1日当たり100万回まで接種を加速することを目指して取り組みを強化するよう指示しました。

そのうえで、自治体に対して接種券の配布の促進や接種会場の増設などの協力を要請し、企業などに職域接種の積極的な活用を働きかけるよう求めました。

また学校の教職員や保育士などへの積極的な接種の働きかけや、社会機能を維持するため警察官や消防職員への接種を進めることも指示しました。

さらに国家公務員についても災害対応などにあたる職員から順次接種を進めていく考えを示したほか、東京と大阪に設けられた自衛隊の大規模接種会場での接種回数を去年並みの水準まで引き上げることも求めました。

一方、接種の準備や実施の状況を把握することも重要だとして、VRS=ワクチン接種記録システへムへの速やかな入力を自治体に要請することも指示しました。