子どもたちの学び充実へ 体験型学習増やす方針 東京 中野区

新型コロナの影響で修学旅行がとりやめになるなど子どもたちの学習への制約が続く中、東京 中野区は新年度の予算案にオリンピックの出場選手を招いて一緒にスポーツを楽しむなど体験型の学習機会を増やすための費用を盛り込み、子どもたちの学びを充実させたいとしています。

新型コロナの影響で小中学校などでは体験型の学習をこれまでどおりに行うことが難しくなっていて、中野区でも昨年度は修学旅行がとりやめになりました。

区では、コロナ禍で制約を受けた子どもの学びを充実させようと、新年度は区立の幼稚園と小中学校で外部の講師を招いて文化や芸術を学んだり、オリンピックやパラリンピックに出場した選手と一緒にスポーツをしたりするなど、体験型の学習を増やす方針です。

中野区の酒井直人区長は「子どもたちが楽しみにしてきた行事なども中止せざるを得なかったので、新年度には従来よりも豊かな体験をしてもらえるよう取り組んでいきたい」と話しています。

区ではこうした事業に必要な費用1830万円などを盛り込んだ新年度の当初予算案を今月10日からの区議会に提出することにしています。