政府 首都圏など13都県「まん延防止」延長も検討 来週半ば判断

新型コロナの感染状況をめぐって政府は、全国の新規感染者の増加のペースは鈍化しつつも、感染拡大は当面継続すると分析していて、今月13日にまん延防止等重点措置の期限を迎える13都県について、感染拡大が継続している場合は重点措置の延長も検討することにしています。
一方岸田総理大臣は、週明けにも新型コロナワクチンの3回目の接種を加速するよう関係閣僚に指示する方針です。

新型コロナの全国の新規感染者数は4日、9万5000人あまりと3日連続で9万人を超え、亡くなった人は去年6月3日以来8か月ぶりに100人を超えました。

感染状況の見通しについて松野官房長官は「今後、全国で増加速度は鈍化しつつも感染拡大が継続すると考えられ引き続きオミクロン株の特性や感染状況を踏まえた対策を迅速に実施していきたい」と述べました。

今月13日にまん延防止等重点措置の期限を迎える首都圏の1都3県や東海3県など13都県について政府は、来週にかけて感染拡大が継続している場合は重点措置の延長も検討することにしていて、新規の感染者数や医療のひっ迫状況などを地域ごとに分析し、来週半ばに扱いを判断する方針です。

一方、新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって岸田総理大臣は、週明けにも関係閣僚に対し、いっそう接種を加速するよう指示する方針で、自衛隊による大規模接種や職域接種などの取り組みを後押しするとともに、優先的に接種する対象の拡大などを打ち出せないか調整を進めています。