東京 自宅療養サポートセンターに電話殺到 応答できたのは3割

東京都で、新型コロナに感染した一部の自宅療養者が自分で健康観察を行う仕組みが1月31日から始まりましたが、こうした人たちからの相談を受けるサポートセンターに電話が殺到して、初日に応答できたのはおよそ3割だったことが都のまとめでわかりました。
都は一部の相談を専用サイトでも受け付けるなど改善を急いでます。

東京都は1月31日から、自宅療養者となった人のうち、50歳未満で無症状か軽症の人は自分で健康観察を行う仕組みに切り替えました。

これに伴って、体調が悪化した時の相談や、食料の配送希望を電話で受ける都の「自宅療養サポートセンター」、「うちさぽ東京」の運用も始まりましたが、都によりますと電話が殺到しているということです。

初日の1月31日は、午前9時からの24時間でおよそ1万9200件の電話がかかってきたということですが、このうち応答できたのはおよそ3割の5650件だったということです。

相談の内訳は
▽食料品の手配がおよそ3980件
▽パルスオキシメーターの手配がおよそ1300件
▽体調悪化に伴う相談はおよそ450件だったということです。

こうした事態を受けて、都は食料品とパルスオキシメーターの手配にかぎっては、2月2日から都の専用サイトでも受け付けているほか、担当者をさらに増やすことを検討しているということです。

都の担当者は「専用サイトも可能なかぎり利用してほしい。電話はつながりにくい状況もあるが、体調が悪い場合は諦めずにかけ続けてほしい」と話していました。