石原慎太郎氏が死去 慎太郎氏の家族が取材に応じる

東京都知事や運輸大臣などを務め、芥川賞作家としても知られる石原慎太郎氏が、2月1日、亡くなりました。89歳でした。
石原氏の死去を受けて、慎太郎氏の息子4人が、1日午後、取材に応じました。

長男 伸晃氏「がんが去年再発 先週まで執筆活動続けていた」

石原慎太郎氏の長男で自民党元幹事長の伸晃氏は、東京 大田区にある慎太郎氏の自宅前で記者団に対し「すい臓がんを患っており、本当によく闘い、頑張っていたが、昨年10月に再発し、本日に至った。去年12月には、短編小説ができあがったことを喜び『これがおれの遺作だな』と話していたが、先週まで執筆活動を続けていた。東京都知事など政治家としての経験が長い父だが、最期まで作家として仕事をやり遂げたと思う。冥福を祈るばかりだ」と述べました。

次男 良純氏「父親としてはかなりユニーク 1つの時代築いた」

次男で、俳優・気象予報士の良純氏は記者団に対し「ファンや作品を愛してくださった皆さん政治家として一緒に戦い、応援してくださった皆さん、介護・闘病の時期に父の面倒を見てくださった皆さんにお礼を申し上げたい」と感謝のことばを述べました。

そのうえで「体が動かなくなっても、1時間、2時間でも文字を打ち続けていた姿はまさしく文学者だった。父親としてはかなりユニークな人だった。1つの時代を築いた父なので、いなくなったあと、僕らもより頑張っていかないといけない」と話していました。

三男 宏高氏「追いつけないが 父を目指して全力で頑張る」

三男で自民党の石原宏高 衆議院議員は「すばらしい助言をしてくれる父で、なかなか到達できないが目指すべき政治家の先輩だった。父は悩むことなく将来まで計画していると思っていたが、『そんなことはない。俺も今を一生懸命生きているので頑張れ』と温かいアドバイスをもらった。追いつけないが父を目指してこれからも全力で頑張りたい」と述べました。

四男 延啓氏「呼吸が収まり あっという間に息を引き取った」

四男の延啓氏は「私が父をみとった。朝、『今までと様子が違う』と連絡を受けて駆けつけたところ呼吸が荒く、目は開いているが天井を見つめている状態だった。介護士さんが来てくれて体をきれいにして、私が顔や頭を触れたら、荒い呼吸が収まり、そのまま呼吸がすーっと収まってあっという間に息を引き取った」と話しました。

そして「がんはとても痛いと怖がっていたが、そこまで痛みを感じないうちに息をひきとり、息子としてはよかったと思う。1週間前までは、朝に起きて1時間か2時間、机に向かっていた。仕事中や食事中以外はコミュニケーションが難しい状態だったが、安らかに息をひきとってくれた。長い間の応援に、家族一同、お礼申し上げる」と話しました。