サッカー日本代表【詳細】日本 2対0でサウジアラビアに快勝

サッカーの日本代表は、ワールドカップアジア最終予選の第8戦として、1日、さいたま市の埼玉スタジアムでサウジアラビアと対戦し2対0で勝って無条件でワールドカップの出場権を獲得できるグループ2位を守りました。
日本の次の試合は、来月24日、アウェーでオーストラリアと対戦します。

日本は2対0で勝った先月27日の中国戦と同じ先発メンバーで臨みました。

前半、日本は伊東純也選手がスピードを生かした突破で右サイドからクロスボールを上げ、これを受けた南野拓実選手が左足で冷静に決めて先制しました。

後半は、伊東選手が鮮やかなミドルシュートを決めて追加点を奪いました。伊東選手は最終予選で4試合連続ゴールとなりました。

守備陣はセンターバックの谷口彰悟選手と板倉滉選手を中心に落ち着いた対応を見せてサウジアラビアに得点を許さず、2対0で勝ちました。

日本は通算成績を6勝2敗として勝ち点を「18」に伸ばし、首位のサウジアラビアとの差を「1」に縮め、無条件でワールドカップの出場権を獲得できるグループ2位を守りました。

最終予選は残り2試合で、日本は来月24日にアウェーでグループ3位のオーストラリアと対戦します。

【総括】

日本は首位のサウジアラビアを相手に守備の要を欠いて臨むことを強いられましたが、その影響を感じさせない総合力で大一番を制しました。

今回、日本はキャプテンの吉田麻也選手とイングランドプレミアリーグのアーセナルで活躍する冨安健洋選手というセンターバックのレギュラー2人がケガで欠場。この試合では先月27日の中国戦と同じ、川崎フロンターレの谷口彰悟選手とドイツ2部のシャルケでプレーする板倉滉選手がセンターバックに入りました。

谷口選手は「自分もできるんだということを結果で証明する」と意気込んで試合に臨み、板倉選手も「チャンスだと思っていた」と前向きにとらえて出場しました。そして、その自信を証明するかのように90分間、集中力を切らさず、粘り強く守って相手のシュートをわずか2本に抑え込んでサウジアラビアを完封しました。

板倉選手は試合後、谷口選手とのコンビについて「練習の延長線上で90分間プレーできた」と振り返りそのほかの選手を含めた連係についても「後ろがふんばることで流れを取り戻そうとした。声をかけながらいい守備ができた」とこれまでの積み重ねが結実したことを強調しました。

攻撃陣は森保監督が信頼して先発起用を続けてきた選手たちが結果を残しました。前半には伊東純也選手がスピードを生かして右サイドを突破してクロスボールを上げると大迫勇也選手がスルーし、最後は中国戦まで4試合連続で先発しながら得点がなかった南野拓実選手に待望のゴールが生まれました。

さらに後半には伊東選手が強烈なミドルシュートを決めて4試合連続ゴールをマークしました。伊東選手は「連係もよくなり、いい場面が作れている。最初の3試合で2敗して難しい状況だったがみんなが諦めず、一丸となってやってきたからこそワールドカップに近づいてきているのかな」と話しました。

試合前「日本の総合力で勝つ。『俺がやってやる』という選手がたくさん出てきてくれている。困難や逆境を乗り越えることが個々の力をつけ、チームとしての成長につながる」と話していた森保監督。
試合後は「チームとして戦うベースの積み上げができてきている」と手応えを口にしチームの“成長”を実感しているようにも見えました。

最終予選の連勝を「5」に伸ばし、7大会連続のワールドカップ出場に向けて大きな勝ち点3を獲得した日本。次の3位オーストラリアとの試合に勝てばワールドカップ出場が決まるところまでこぎつけました。

【選手・監督談話】

最終予選で自身初のゴールで先制点を決めた南野拓実選手は、試合後「何が何でも勝ちたかった試合で決められてよかった」と振り返りました。そして、次のオーストラリア戦に向けては「非常に重要な勝ち点3を取ることができたがまだ何も決まっていないので、ラスト2試合に勝ってワールドカップ出場を決めたい」と意気込みを話しました。

4試合連続ゴールで追加点を奪った伊東選手は「思い切って打ったらいいところにいった。自分のゴールで勝てたのはうれしいし、チームが勝てたことが一番うれしい。ワールドカップに出るのは簡単ではないが、絶対に出なければいけない。1戦1戦勝ってワールドカップ出場を決めたい」と話しました。

キャプテンを務めた遠藤選手は去年アウェーで負けたサウジアラビアについて「ホームで絶対に借りを返そうとみんなで試合に入り、いい形で2点取れてよかった。誰がディフェンスラインから受けて前につけるとかバランスを見ながらプレーできた。ホーム2連戦で2連勝できたのはよかったが、ワールドカップの出場権は決まっていない。次はキャプテンの吉田選手が帰ってくるので、一緒に決めたい」と話しました。

日本代表の森保監督は「選手たちは練習から非常に集中していい練習ができていたので、みんなで勝ち取った勝利だ」と試合を振り返りました。そのうえで次のオーストラリア戦に向けては「勝って自分たちでワールドカップ出場をつかみとれるように最善の準備をしていく」と意気込みを話しました。

【試合経過】

【日本のメンバー】
<先発>
【GK】12権田修一
【DF】3谷口彰悟/5長友佑都/19酒井宏樹/
【MF】6遠藤航(cap)/10南野拓実/13守田英正/14伊東純也/17田中碧/4板倉滉
【FW】15大迫勇也/
<SUB>
【GK】1川島永嗣/23シュミット・ダニエル
【DF】16中谷進之介/2植田直通/20中山雄太/22山根視来
【MF/FW】11久保建英/21堂安律/7柴崎岳/8原口元気/18浅野拓磨/9前田大然
【サウジアラビアのメンバー】
<先発>
【GK】21モハンメド・アルオワイス
【DF】2スルタン・アブドゥラ・アルガンナム/4アブドゥレラー・アルアムリ/5アリ・アルブライヒ/13ヤシル・アルシャハラニ
【MF】8アブドゥレラー・アルマルキ/15アリ・アルハッサン/23モハメド・カノ
【FW】19ファハド・アルムワラド/10サレム・アルドサリ(cap)/9フィラス・アルビラカン
<SUB>
【GK】1モハンメド・アルヤミ/22ファワズ・アルカルニ
【DF】3ジヤド・アルサハフィ/6モハンメド・アルブライク/12サウード・アブドゥルハミド/17アハメド・シャラヒリ
【MF】7アブドゥラー・アルハイバリ/16サミ・アルナジ
【FW】11アブドゥラー・アルハムダン/14ハイサム・アシリ/18ハッタン・バへブリ/20ハリド・アルガンナム

試合開始

午後7時15分すぎ、日本のキックオフで試合が始まりました。

前半4分 相手DFにイエローカード

日本の大迫選手がピッチ中央付近で倒され、サウジアラビアのディフェンダー、アリ・アルブライヒ選手にイエローカードが出されました。

前半15分 両チームとも決定機なし

前半15分までに両チームとも決定的なチャンスを作ることができずいずれもシュートを打てていません。
日本は左サイドから長友佑都選手がクロスボールを入れるシーンがありましたが相手の選手に防がれました。

前半16分 伊東がファウル

伊東選手がアブドゥレラー・アルマルキと接触。伊東選手のファウルとなりました。アルマルキ選手はしばらく立ち上がることができず、治療のためいったんピッチの外にでました。

前半21分 板倉にイエローカード

板倉選手がファウル。板倉選手にイエローカードが出ました。

前半23分 サウジアラビアが選手交代

サウジアラビアはミッドフィルダーのアブドゥレラー・アルマルキ選手に代わって、同じくミッドフィルダーのアブドゥラー・アルハイバリ選手が入りました。

前半27分 サウジアラビアがシュート

サウジアラビアのヤシル・アルシャハラニ選手が、この試合で初めてシュートを打ちましたが、枠の外でした。

★前半32分 南野のゴールで先制<日本1-0サウジアラビア>

日本は酒井選手からのロングボールを受けた伊東選手が右サイドからクロスボールをあげました。それを中央付近で大迫選手がスルーし、ボールは南野選手へ。南野選手のシュートは、相手のゴールキーパーに当たりましたが、ボールはそのままゴールに入りました。日本はこの試合最初のシュートで先制しました。

前半41分 伊東のシュートは阻まれる

日本は伊東選手が縦パスに抜け出してペナルティーエリアの中でシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに止められました。
<前半のアディショナルタイムは5分>

前半終了 日本 1-0 サウジアラビア

日本は、右サイドの伊東純也選手を中心に前半30分ごろからチャンスを増やし、前半で3本シュートを打ちました。
32分には、酒井選手からスペースに出されたロングパスに反応した伊東選手が右サイドからクロスボールをあげて南野選手の先制点につなげました。
41分には、縦パスに抜け出した伊東選手がみずからシュートを打ちましたが、ゴールキーパーに阻まれました。

後半始まる

午後8時20分ごろ後半が始まりました。日本の選手に交代はありません。

後半3分 南野がシュート

酒井選手のクロスボールを南野選手が受けて後半最初のシュートを打ちましたが、得点はなりませんでした。

★後半5分 伊東のゴールで追加点<日本2-0サウジアラビア>

日本は長友選手からのパスを受けた伊東選手が右足を振りぬき、追加点となるゴールを奪いました。伊東選手は4試合連続のゴールです。

後半10分 サウジアラビアが2人交代

サウジアラビアはミッドフィルダーのアリ・アルハッサン選手に代わってサウード・アブドゥルハミド選手が、フォワードのファハド・アルムワラド選手に代わってハッタン・バヘブリ選手が入りました。

後半24分 日本が前田・中山を投入

日本はフォワードの大迫勇也選手に代わって前田大然選手が、ディフェンダーの長友佑都選手に代わって中山雄太選手が入りました。

後半29分 相手にイエローカード

南野選手が倒され、サウジアラビアのハッタン・バへブリ選手にイエローカードが出ました。

後半30分 サウジアラビアが2人交代

サウジアラビアはディフェンダーのスルタン・アブドゥラ・アルガンナム選手とフォワードのフィラス・アルビラカン選手に代わってフォワードのアブドゥラー・アルハムダン選手とハリド・アルガンナム選手が入りました。

後半32分 日本 浅野を投入

日本は先制ゴールを決めた南野拓実選手に代わって浅野拓磨選手が入りました。

後半37分 浅野がシュート

日本はワンタッチでパスを回す鮮やかな連係で右サイドに抜け出した酒井宏樹選手につなぐと、酒井選手からのクロスボールを受けた途中出場の浅野拓実選手がシュートを打ちましたが、枠の外に外れました。

後半45分 日本 原口を投入

日本はミッドフィルダーの遠藤航選手に代わって、原口元気選手が入りました。<後半のアディショナルタイムは3分>

【試合終了】<日本2-0サウジアラビア>

【日本 対 サウジアラビア の見どころ】

アジア最終予選は、12チームがAとBの2つのグループに分かれて対戦し、各グループの2位以内に入れば無条件で11月に開幕するワールドカップカタール大会への出場権を獲得でき、3位の場合はプレーオフに回ります。

日本はここまで最終予選7試合を終えて5勝2敗の成績でグループBの2位につけていますが、3位のオーストラリアとの勝ち点の差は「1」という状況です。

一方、1日に対戦するサウジアラビアは、ここまで6勝1引き分けの成績でグループの首位。日本に勝てば6回目のワールドカップ出場が決まります。

サウジアラビアは、ここまで7試合の失点がわずかに「3」と守備が安定しています。日本は去年10月に対戦した時は、1点も奪えずに敗れており、最終予選で3試合連続でゴールを挙げている伊東純也選手など攻撃陣が奮起しサウジアラビアの守りを崩すことができるか注目です。

また森保一監督は選手起用について「基本的には中国戦に出た選手をベースに考えたい」と話し、先発メンバーは大きく変えない方針を示していますが、試合の展開に応じてどのような選手を投入するのか、その采配も勝敗のカギを握りそうです。