日本ハム あす沖縄キャンプ入り 感染対策行い観客入れる予定

プロ野球、日本ハムは1日、沖縄県でキャンプに入り今シーズンをスタートさせます。
球団は新型コロナウイルスの感染予防対策を行ったうえで、キャンプ地の球場に観客を入れる予定です。

日本ハムは1日から、1軍は名護市で、2軍は国頭村でキャンプに入り、新庄剛志監督は監督として初めてのキャンプを迎えます。

去年のキャンプは新型コロナウイルスの影響で無観客で行われましたが、ことしは1軍と2軍のキャンプ地の球場で収容人数の半分を目安に無料で観客を入れて、練習や練習試合を公開する予定です。

感染予防対策としては、来場者は事前に公式チケットサイトで連絡先などを登録して予約したうえで見学することになっていて、入場する際には検温も行われます。

1日のキャンプ開始を前に、名護市の球場では下見をする人の姿もあり、名護市の60代の男性は「球団がしっかり感染対策をしているので、こちらも対策をしたうえで、キャンプを見せてもらいたいと思っています」と話していました。

また、名護市の60代の女性は「新庄さんが監督になってすごく楽しみですが、監督よりも選手にスポットを当ててほしいです」と話していました。

日本ハムでは30日までに、主力の上沢直之投手や伊藤大海投手、それに近藤健介選手などが新型コロナへの感染が確認されていて、球団はキャンプ期間中、週2回をめどに選手やスタッフがPCR検査を受けるなどして、対策を行うことにしています。

新庄監督 球場で2200発の花火 キャンプの無事など願い

1日から沖縄県名護市でキャンプに入るのを前に、今シーズンからチームを率いる新庄剛志監督がキャンプ中の選手の無事などを願い、球場で花火をあげるイベントを開きました。

名護市の球場では31日、選手たちのキャンプ前の自主トレーニングは行われませんでしたが、新庄監督は午後6時半からサプライズのイベントとして花火ショーを開きました。

新庄監督は、キャンプで選手が無事に過ごせるようにとの願いをかけたほか、新型コロナウイルスの影響を受けている人や医療従事者への励ましと感謝の思いを込めて花火をあげたということで、マイクを使ってイベントの始まりをつげると、球場に隣接する海岸から15分間にわたって、およそ2200発の花火が打ち上げられました。

感染対策のため、選手たちは球場には入らず、滞在している近くのホテルのベランダに出るなどして花火を楽しんでいました。

花火のあと、新庄監督は「ことばがなく感動しかない。これで選手たちは思い切りあばれてくれると思います」と話して、イベントを締めくくりました。

新庄監督はキャンプ初日の1日、2軍の選手が練習する国頭村のキャンプ地を訪れて指導にあたる異例のスタートを切る予定です。