コロナワクチン 世界で接種100億回に 先進国と途上国で格差も

新型コロナウイルスのワクチンの接種回数が、世界で100億回に達したことがイギリスの大学の研究者などのまとめでわかりました。

イギリス・オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、世界全体の新型コロナウイルスワクチンの接種回数は、具体的な内訳が確認できない国や地域を除いて、27日までに100億回に達したということです。

ワクチンを少なくとも1回接種した人の割合は、世界の人口の60.8%、ワクチンの接種を終えた人の割合は、世界の人口の52.3%となっています。

一日当たりの接種回数は、世界全体でおよそ2500万回に上るということです。

一方、ワクチン接種をめぐっては、先進国と途上国との格差の是正が課題となっています。

追加接種をした人の割合が、世界の人口の12%に達したにもかかわらず、国民の所得が低い国の間では、少なくとも1回接種した人の割合でさえ9.8%にとどまり、国によっては、まだ1度もワクチンを接種していない人が大勢いる現状が、浮き彫りになっています。