大阪 吉村知事 “重症病床の使用率40%で緊急事態宣言要請”

大阪府の吉村知事は、読売テレビの番組「かんさい情報ネットten.」に出演し、新型コロナの感染拡大で府内の重症病床の使用率が40%に達した場合は、国に緊急事態宣言を出すよう要請する考えを示しました。

この中で吉村知事は「重症病床は命を守る最後のとりでで、足りなくなるような状態には絶対になってはならない。そのリスクがある場合には緊急事態宣言の要請もしなければならない」と述べました。

そのうえで「感染が拡大する中で重症病床の使用率が40%に達することがあれば、要請すべきだと思う」と述べ、今後も感染拡大が続き府内の重症病床の使用率が40%に達した場合には、対策本部会議を開いたうえで国に緊急事態宣言を出すよう要請する考えを示しました。

大阪府内では、新型コロナの症状が比較的軽くても、ほかの病気などのために重症病床に入院している患者がいて、吉村知事によりますと、こうした患者も使用率の算定に含めるということです。

こうした患者を含めた重症病床の使用率は28日の時点では16.5%となっています。