郵便局窓口業務休止相次ぐ 全国で45 新型コロナ感染急拡大で

新型コロナウイルスの感染急拡大で、郵便局では窓口業務を休止するところが相次いでいて、生活を支える身近なサービスにも影響が広がっています。

日本郵便によりますと、従業員が感染したり、濃厚接触者になったりして、28日夕方の時点で、全国45の郵便局が窓口業務を休止しているということです。

従業員が数人の小規模な郵便局が大半ですが、なかには利用者が多い都市部の郵便局もあり、東京 世田谷区の「世田谷上野毛郵便局」では今月20日から休業しています。

ふだんは一日当たり平均で100人余りが利用していますが、窓口だけでなくATM=現金自動預け払い機も含めて休業していて、近隣の郵便局を利用するよう呼びかけています。

また、同じ世田谷区にある1日当たり平均1000人が利用する郵便局でも、今月24日から窓口業務を休止しています。

郵便局を訪れた女性は「ふだん利用できていた場所が使えなくなるようなことがどんどん増えると、本当に困ります」と話していました。

日本郵便は、社員が出勤できなくなった場合、近隣の郵便局から応援職員を派遣するなどしていますが、場所によって人繰りがつかなくなっているということです。

一方、郵便物やゆうパックなど配達の業務は、28日の時点で、沖縄県の離島の伊平屋村宛てのゆうパックの引き受けを停止している以外は、大きな影響は出ていないということです。