シリア ISが戦闘員収容されている刑務所襲撃 死者180人超

内戦が続くシリアでは先週、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員が収容されている刑務所が襲撃され、その後もISと治安部隊との間で戦闘が続いていて死者は合わせて180人を超えました。現地では多くの住民が避難を余儀なくされ今も残るISの脅威が浮き彫りになっています。

シリア北東部のハサカ県では今月20日、過激派組織ISが収容されている仲間を逃がすために刑務所を襲撃し治安部隊との間で今も戦闘が続いています。

現地の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、この戦闘でこれまでに治安部隊や市民など57人が死亡し、ISの戦闘員を含めると死者は180人を超えたということです。

また国連は一連の戦闘などで周辺の住民4万5000人が避難を余儀なくされたとしています。

この刑務所にはISの戦闘員3500人以上が収容されているということで、この地域を実効支配しているクルド人勢力はアメリカ軍が主導する有志連合による支援を受けながらISの制圧や逃げた戦闘員の捜索を続けています。

クルド人勢力によりますと、今回の襲撃は半年前から計画されISの戦闘員200人以上が参加したということで、ISが3年前にシリア東部の最後の拠点を失って以降、最大規模の攻撃とみられていて、今も残るISの脅威が浮き彫りになっています。