東京都内 今月に入り高齢者の感染増加 一日1000人に迫る

東京都内では今月に入り、高齢者の感染が増加していて、一日1000人に迫っています。
高齢者の感染が相次いだ第3波を上回るペースで、専門家は対策の徹底を呼びかけています。

都内で、今月に入って25日までに感染が確認された10万1385人のうち、65歳以上の高齢者は、5996人で、全体の5.9%となっています。

割合では、第3波の去年1月の16.3%、2月の25.2%などより低くなっていますが、人数は去年1年間で最も多かった1月の6573人を超える勢いで増加しています。

去年1月は、一日で最も多かった日が344人だったのに対し、今月は、19日に400人を上回り、その後も500人や600人を上回る日が続きました。

25日は、過去最多の928人となり、1000人に迫っています。

専門家は「高齢者は重症化リスクが高く、入院期間も長期化することが多い。家庭内や施設内での徹底した感染対策が重要だ」と呼びかけています。