大阪 感染者急増で宿泊療養施設を増設 看護師の確保も急ピッチ

新型コロナウイルスの感染者の急増に伴って、大阪府は宿泊療養施設の増設を急いでいます。
これを受けて大阪府看護協会は施設で感染者の健康管理などを行う看護師の確保を急ピッチで進めています。

大阪府内では、24日時点で新型コロナに感染して宿泊療養施設で療養している人は2554人、入院や療養を調整している人は2万人余りにのぼります。

このうち大阪 浪速区の宿泊療養施設では、およそ140人が療養中で、看護師が朝から療養者に電話をして健康状態を確認するなど慌ただしく対応していました。

感染が急拡大する中、府は感染者の急増に対応するため24日までの1週間に新たに7つの宿泊療養施設を開設し、25日の時点で施設の数は35か所、1万室余りとなっています。

施設の増設を受けて、療養者の健康管理などを行う看護師の増員が必要になり、大阪府看護協会では看護師を緊急に募集しています。

協会は来月上旬までに100人の新たな看護師の確保を目指していて、今月に入ってからは毎日、看護師の面接と採用者への研修を行うなど対応に追われています。

大阪府看護協会の高橋弘枝会長は「3回目のワクチン接種でも人手がいるので看護師を集めるのはすごく大変な状況です。できるだけ多くの看護師の方にご協力をいただきなんとか、対応できるようにしたい」と話しています。