カゴメ トマトケチャップなど4月から値上げへ 約3~9%

原材料価格の高騰による食品の値上げが相次ぐ中「カゴメ」がことし4月からケチャップの値上げに踏み切ります。原料のトマトの輸入価格が上昇しているためで、値上げは7年ぶりです。

カゴメの発表によりますと、値上げするのは、主力のトマトケチャップのほか、トマトピューレやトマトソースなどで、家庭用、業務用合わせて125品目です。

ことし4月1日の納品分からおよそ3%から9%値上げするということで、このうちトマトケチャップの値上げは、家庭用、業務用ともに2015年4月以来、およそ7年ぶりとなります。

値上げの理由として会社は、海外から輸入しているトマトやトマトペーストの調達価格が上昇していることを挙げていて、コロナ禍で自宅で調理する人が増え、調味料などとして使われるトマトの需要が急拡大していることや、天候不順で海外の一部の産地で収穫が減ったことなどが背景にあるとみています。

食品メーカーの間では、原材料価格だけでなく輸送や資材のコストが増えていることも値上げの要因になっていて、家計の負担がますます増えそうです。